マンガでもどう?


子供の頃、学生時代...マンガをよく読みました。
友達と交替で買って回し読みをしたりしませんでした?

マンガ大好きです。
私が大好きでお勧めしたいマンガは、古いものが多いですが...記憶に残る素晴らしい物だったと
思っています。
良かったら、読んで欲しいなぁ〜〜〜

あまり古いので、画像も何もない物もありますが、見つかったら是非に見て欲しいと思います。
マンガは文化...じゃないかな。


やっぱり一番最初に紹介したいのは...この人でしょう。

萩尾 望都
        才能溢れる作家です。
        ただ、画風が数年前から変わってしまいました。
        古い物の方が好きでした。
        「ポーの一族」他、お勧めは一杯です。


ボーの一族」は最高傑作でした。
当初のフラワーコミックス版も、まだ手に入るかも知れません。


「ポーの一族 1」

収録作品 

ポーの一族(72年)、ポーの村(72年)、グレンスミスの日記(72年)、すきとおった銀の髪
(72年)


「すきとおった銀の髪」から始まり、「ポーの村」「グレンスミスの日記」と続き、やがて「ポーの一族」となりました。

巨匠エドガー.アラン.ポーから戴いたネーミング。
長い長いエドガーとアランの物語の始まりです。


「ポーの一族 2」


収録作品

メリーベルと銀のばら(73年)、10月の少女たち、ふしぎの国の人形たち

「メリーベルと銀のばら」は、エドガーとメリーベルの生い立ちが明かされる話です。
両親や兄弟達も登場します。
メリーベルとユーシスの淡い悲しい恋も忘れられません。



「ポーの一族 3」


収録作品

小鳥の巣(72年)、天国の声、妖精の子もり、とってもしあわせモトちゃん


まだドイツが東西に分かれていた頃のお話です。
少年達は全寮制の学校で、多感な時を過ごしていました。
エドガーとアランが現れて、いろいろと問題も起こります...
キリアンは、マチアスはテオは.....
必見の物語です。



「ポーの一族 4」
「ポーの一族 5」


手元にないので、収録作品は
分かりません。
入手次第、載せたいと思っています。


10年程前に出た文庫版です。
一気に読むには、良いかも知れません。


「ポーの一族 1」

収録作品 ポーの一族(72)、ポーの村(72)、グレンスミスの日記(72)、すきとおった銀の髪(72)、ペニーレイン(75)、はるかな国の花の小鳥(75)、リデル森の中(75)、一週間(75)


73年以降の作品になると絵質はかなり違っています。
でも、「リデル森の中」は可愛い作品で私は結構気に入っています。

全ての始まりの古いお話し。
長い長い物語の始まりです。

「ポーの一族 2」

収録作品 メリーベルと銀のばら(73)、エヴァンズの遺書(74)、ピカデリー7時(75)、ホームズの日記(75)

エドガーとメリーベルの人としての家系。
その後継者達が彼らの事を知り、そして考えます。
いろいろな人達との出会いと別れ...
延々と続く、流れが話されていきます。

「ポーの一族 3」

収録作品 小鳥の巣(73)、ランプトンは語る(75)、エディス(76)

不死のバンパネラの運命は...
エドガーは、この先どう生きて行くのでしょうか。
事実上シリーズの最後となった「エディス」にヒントはあるのでしょうか。
なんだか悲しいですが、エドガーは何処かできっと生きているのでしょう。


  

1973年以降、絵質が変わってしまったので..「メリーベルと銀のばら」の後は少しキャラクターの雰囲気が違いますが、ストーリーは大層練られていて、何百年もの間の彼等バンパネラの生活と苦悩などが切々と描かれています。
ご本人が、あまりに絵質が変わったので「これ以上は描けない」と仰ったお気持ちも分かります。
でも、この作品はおモーさまの最高傑作だと、私は思います。

「ポーの一族」のシリーズと時期をダブって描かれた名作が「トーマの心臓」です。
これも超お勧めですので、フラワーコミックス版を書いておきます。

「トーマの心臓 1」

収録作品 千本のピン(70)、とっても、しあわせモトちゃん(73)

エーリクはとある男子校に編入して来ました。
そこで「トーマにそっくりだ」と言われます。
もう死んでいないトーマ。
優等生のユーリはエーリクにつらく当たります。
不良だけど心優しいオスカー。
少年達の生活の中にある、様々な心の葛藤。

私が好きなのはオスカーでした。

「トーマの心臓 2」

収録作品 ビアンカ


少年達の心に残る様々な出来事。
エーリクは、学校の中で適応しながらも多々の
問題に行き当たります。
トーマとの比較。
どうしても、誰もがトーマと比べるのです。
トーマの死の真相は?
ユーリが殺したのか?
そしてオスカーと校長の間には.....
「トーマの心臓 3」

収録作品 小夜の縫うゆかた、秋の旅、白い鳥になった少女、
みつくにの娘


トーマの死の真相。
ユーリの心の葛藤とオスカーの生い立ち。
少年達は、知り、そして成長します。

命の大切さ、残された者の辛さ...
この物語を読んで、ちょっとでも考えて欲しい
と思います。


ドイツの少年達の全寮制の学校を舞台にした物語です。
「小鳥の巣」でも描かれていましたが、当時は東ドイツと西ドイツは完全に分かれていて、よもや東西の壁が壊される時が来るなどと思ってはいませんでした。
ゴルバチョフが現れて...ドイツの運命は変わりました。
この先、永遠に別れたままだと思っていた東西ドイツの壁が壊れ、統一に向けて
一歩が踏み出されたのです。
キリアンが実在したら...きっと大喜びだった事でしょう。